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雲南旅行 1日目

2004年10月に行った中国旅行の日記です(mixi日記から転載)

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■10/15 
渋谷駅から成田エクスプレス3号に乗るつもりだったが、駅の有人カウンターがとても混んでいて、さらに埼京線のホームがとても遠いという2つの理由で3号に乗れなかった。 
次の成田エクスプレスに乗り、車内で眠って、成田空港に着く。 
MKちゃんはすでに空港に着いていて、ピンク色のグレゴリーのデイパックを背負って私を待っていた。パリに私を訪ねてきたときにも持っていたのでよく覚えていた。私のバックパックの半分くらいしかない。 
手にビニール袋を持っているので何かと訊いたら、シャンプーとリンスを忘れたので空港で買ったという。せっかく荷物が少ないのに、旅行用サイズでもないシャンプーを買ってそれを手に持っているのがMKちゃんらしいと思った。そのあとそのシャンプーとリンスを無理矢理ピンクのグレゴリーに押し込んでいた。 
チェックインカウンターでは係員に「来るのが遅い」とブツブツ文句を言われ、遅れちゃったもんは仕方ないじゃん、性根の悪い女だな、と思ったが、その気持ちを消化する間もなく搭乗の時刻になった。 
北京までは3時間強で着き、機内食かき揚げ丼だった。 
入国審査はここで行うが、外国人用の列が全然進まず、みんな次々と中国人用の列に並び直していた。北欧人ビジネスマンがやたらに多いが理由はわからなかった。 
空港での乗り継ぎの待ち時間に3万円両替する。なぜか隣り合わせて二つの銀行がカウンターを持っており、それぞれ別の銀行で両替してみたら、MKちゃんが行った銀行の方がすこしだけレートが良いようだった。 
空港のカフェテリアで生のりんごジュースを飲んだ。高かった。そこで今後3日間ぐらいのおおまかな予定を立てる。 
昆明行きの航空機は、成田・北京間のものよりも大型だった。手荷物検査も国際線より厳しく、ビクトリノックスの八徳ナイフを怖い顔をした女性の検問官に没収された。 
昆明行きの便では、機内食に魚の練り物が出た。「茶」という単語だけ通じた。機内ではひどい咳をしている人が多い。風邪がはやっているのだろうか。 
昆明空港に着き、タクシー15元で茶花賓館に着く。部屋を見せてもらったところ、広くて良い部屋だったのでここに決める。フロントでは英語が通じる。 
部屋に荷物を置いて、歩いてスーパーへ行く。20分ぐらい歩くとカルフールがあった。水、チョコレート、ノートを買って帰ってくる。 
この町には幅の広い川が流れていて、大きな橋がかかっている。橋から上流の方を眺めると、ネオン広告が濃紺の川面に映って美しい。 
写真を結構撮った。 
みんな夜中まで出歩いているので驚く。省都なので当然かもしれないが大都会だ。 
宿に戻って、歩き方に書いてある石林行きの電車についてフロントの人に聞いてみるが、廃止になったらしい。 
宿に併設されているカフェテリアのようなところにコンピュータがあったので、母の携帯にメールを出す。 
シャワーは、温水の方が壊れかけているのか、蛇口を何度も回さないと出なかった。バスルームを出て、そのことを伝えようと思ったらMKちゃんはもう寝ていた。翌朝彼女がシャワーを浴びるときのために、メモ紙に書いてバスタブの端に置いた。 
この町も標高は2000メートル近くあるが、ダイアモックスを飲んでいるからか、あまり気にならない。階段を上るときに息切れするぐらいだ。